オンラインショップはこちら

余命

「どうもおかしい。ただの腎不全じゃないかもしれない」

食欲がちゃんとあるにもかかわらず、ここ最近急に痩せてきたようで、
頻繁に嘔吐するようになったため、前回の記事に書いたような
“腎不全の初期”という診断に疑問を抱くようになりました。
素人なりに色々と情報収集をしてテト君の症状と照らし合わせた結果、
絶望的な気持ちになりました。
そして、奇跡が起きて自分の予想が外れてくれることを祈りながら、
別の病院で血液検査を受けました。

検査は外注だったため、結果は後日電話で伝えられたのですが、
その電話を切ると同時に脚の力が抜けてしゃがみ込んでしまい、
大きな声をあげて泣きました。
残念ながら、薬の服用と療法食でまだまだ生きられる、
という希望が見事に打ち砕かれる結果となってしまいました。

テト君は、甲状腺機能亢進症という大変な病を抱えていたのです。
早ければあと数ヶ月、長くても2年で私の元からいなくなってしまう、
とても恐ろしい病気です。

「夢だったらいいのに。そろそろ目が覚めないかな…」
なんて、何度も思ったけれど、これは現実。どうにもならない現実です。
この記事を書いている今も、時折涙で文字が見えなくなってしまいます。
こんなに早く別れが来るなんて、それも病気で辛い思いをした末の
別れになってしまうなんて、思ってもみませんでした。
とても苦しいです。

けれど、一番苦しいのはテト君自身で、私は飼い主として
自分に出来ることを精一杯やるしかないのですよね。

今週から治療が始まりました。
といっても根治療法ではなく、あくまで対症療法に過ぎません。
やがて薬の効力も薄れ、テト君の身体は限界を迎え旅立ってしまいます。
その時を迎えるまでの間、テト君の余生から可能な限り苦痛を
取り除いてあげること、今まで以上に穏やかに安らかに暮らせる
環境を与えてあげること、それが私のすべきことなのでしょう。

病気が判明して一週間。
まだ、一日の中で何度か気持ちが乱れて、急にわっと泣き出して
しまうことがあるけれど、強い心で闘病生活を支えてあげられるよう、
少しずつ気持ちを整理していけたらと思います。
治療費のためにも、仕事だってもっともっとがんばらなければいけないし、
鬱々としている場合じゃないですものね。

今も私の膝の上でスヤスヤと眠っているテト君。
朝晩の薬も、療法食も、サプリメントも、全部嫌がらずに素直に
口にしてくれて、相変わらず私をまったく困らせない良い子です。

この素晴らしい猫に、私は最期まで最大の愛情を与え続けたいと思います。